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2025.09.05 学会・研究会

論文掲載のご報告

当科の木村龍太郎先生の症例報告がInternal Medicine誌に掲載されました。
木村先生、おめでとうございます。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39924237/

●研究の内容
意識障害で発症し、左視床梗塞と遺残舌下動脈(PPHA)を介した後大脳動脈閉塞を認めた。左内頸動脈起始部の不安定プラークを塞栓源とするartery-to-artery embolismと診断し、機械的血栓回収を施行し、失語を来し、左中大脳動脈閉塞を再発したが再度血栓回収で再開通を得た。PPHA合併ICAは血流負荷によりプラーク形成を来しやすく、前方・後方循環双方に梗塞を起こしうる。

●木村先生から一言
PPHA合併の脳梗塞ではAtoA機序が多く、機械的血栓回収を行う際に前方・後方循環に塞栓をきたすことがあることに注意する必要がある。