脳血管障害
脳卒中集中治療科の理念
- 病院到着する前に脳梗塞治療を必要とする方を見逃さないようにする
- 超急性期治療を充実させ、多くの方を救う
- 回復期リハビリテーション病院と連携し、適切な時期にリハビリテーションを行える体制を作る
- 後進の育成に力を注ぐ
当科での脳卒中診療への取り組み
脳梗塞治療を必要とする方々を見逃さない取り組み
当科ではなるべく多くの脳梗塞を発症した方に最善の治療を尽くすため、超急性期治療を必要とする方を見逃さないように努めています。一つの試みとして救急隊への取り組みがあります。
(1)目の位置:共同偏倚あり→陽性 (2)物品呼称:答えられない→陽性 (3)指の本数:答えられない→陽性
この簡単な3つの質問のうち、一つでも陽性であった場合は、主幹動脈が閉塞している可能性が高いことから、血管内治療ができる施設への救急搬送が望ましいと考えております。
超急性期治療を充実させ、多くの方を救う
当科では24時間体制で組織プラスミノゲンアクチベータ(tPA)を用いた血栓溶解療法だけでなく、カテーテルを用いた超急性期血栓回収療法(血管内治療)を行える体制を整えております。病院到着前の取り組みも行うことによって、治療例数は右肩上がりに増加しております。
回復期リハビリテーション病院との連携
定期的に会合を行い、適切な時期に速やかに転院を行えるように努めております。
後進の育成
当科は全国屈指の神経内科専門医数を誇り、常に専攻医、研修医に指導することを心がけております。