後期研修

後期研修医の声

日本医科大学内科後期研修医入職後、当科の第一線の現場で活躍中の後期研修医から皆様へのメッセージです

樫本澪
令和7年入局
出身大学
広島大学
研修病院
JCHO東京新宿メディカルセンター
当科に入局を選んだ理由
神経難病の診療から血管内治療まで、幅広い業務内容に惹かれ、見学の際の雰囲気の良さで入局を決めました。
病院見学の開始時期と回数
見学は研修医一年目の2月ごろから始めました。
日医以外の病院は2か所に見学に行きました。研修医2年目の4月ごろから本格的にカテーテル治療に興味を持ちました。
そのあとは7月の日本医科大の見学のみです。
当科に入局を考えている研修医に一言
内科の診療が好きだけどエマージェンシーにも対応したい、という方はぜひ一度見学にお越しください!
藤山拓海
令和7年入局
出身大学
慶應義塾大学
研修病院
亀田総合病院
当科に入局を選んだ理由
内科、かつ脳卒中を専門としたいと考えていたからです。カテーテル治療も含めた脳卒中専門治療の訓練を積みたいという思いがあった一方、私の医師像の原点は内科医であり内科医のマインドを医師人生を通して堅持し続けたいとも考えておりました。日本医大脳神経内科はその目標を叶えられる日本でも稀有な環境だと思います。
病院見学の開始時期と回数
初期研修医1年目、4回
当科に入局を考えている研修医に一言
他大学出身、他病院初期研修という私でも医局の皆様が温かく受け入れてくださり、おかげさまで楽しく勉強できております。比較的オープンで活気ある雰囲気の医局と感じています。多くの先生方のご入局をお待ちしております。
岩瀬慶之
令和7年入局
出身大学
日本大学
研修病院
国保旭中央病院
当科に入局を選んだ理由
血管内治療に力を入れており、脳神経内科で急性期脳梗塞の治療を幅広く行っている点に魅力を感じました。
病院見学の開始時期と回数
研修1年目の11月 当院2回
当科に入局を考えている研修医に一言
一緒に頑張りましょう。
五十嵐聡実
令和7年入局
出身大学
日本医科大学
研修病院
日本医科大学付属千葉北総病院
当科に入局を選んだ理由
出身大学なので
病院見学の開始時期と回数
なし
当科に入局を考えている研修医に一言
じっくり悩んでじっくり決めてください
島田直樹
令和7年入局
出身大学
日本医科大学
研修病院
日本医科大学付属病院
当科に入局を選んだ理由
脳や神経の構造や機能にかねてから興味があったこと。内科でありながら堅苦しい雰囲気がないところ。当科の魅力に研修医1年目で気づいてしまい、そのあとに回った他科には目が向かなくなってしまったため。
病院見学の開始時期と回数
研修医1年目の秋に当科を2ヶ月回り、ここだ!と心に決めてしまい、他病院見学に行く意義が見いだせなかったので行っていないです。
当科に入局を考えている研修医に一言
入局してみて、脳神経内科はやっぱり難しいと感じています。まず神経所見を正確に取るのが難しいし、そこから病気を考えるのも難しいです。だから、しばらくは退屈しなさそうですね。
今までのメッセージはこちらから
森瀬翔哉
令和3年入局

初めまして、医師5年目、日本医科大学脳神経内科入局3年目の森瀬翔哉と申します。私が日本医科大学の脳神経内科に入局を決めた理由についてお話ししようと思います。

まず1つ目は、日本医科大学脳神経内科の大きな特徴として、脳神経内科としては非常にアクティブに脳卒中診療を行っているという点です。徹底的な原因検索・病態把握から急性期脳血管内治療まで幅広く行っており、抜けのない脳卒中診療を身に着けることができます。2つ目ですが、神経内科疾患もまんべんなく学ぶことができます。本院では他院から紹介された、ギランバレー症候群や重症筋無力症、自己免疫性脳炎など、比較的稀な疾患について、グループで相談しながら診療を進められますし、派遣先ではパーキンソン病の薬剤調整や認知症など、いわゆる神経内科疾患の中のcommon diseaseの診療を行うことができます。神経内科疾患を全般的に診れるようになるのが目標だったため、その意味では合致していました。3つ目は医局の雰囲気の良さです。これは私が学生の時から感じておりずっと魅力に思っていました。仕事中は比較的和気あいあいと過ごしておりますが、血管内治療などいわゆる1分1秒を争う時はすぐに気を引き締めたり、そのメリハリが個人的にはちょうど良かったです。私が入局してから働き方改革も徐々に進んでおり、医員が多いため休むときはしっかり休める体制も魅力的に感じます。

最後になりますが、日本医科大学脳神経内科は脳の緊急疾患である脳卒中はほとんど担当しており、脳卒中の診療能力はまんべんなく身に着けることができますし、神経内科疾患についても本院・分院で勉強することができ、比較的幅広く診療を行いたい人におすすめです。皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

坂本路果
令和3年入局

専攻医3年目の坂本と申します。神経内科では脳卒中、てんかん、髄膜炎など救急疾患もあり、急性期治療の判断は患者様にとっては重大である一方、ガイドラインや教科書だけではわからない部分も沢山あり、初期研修を終わってすぐの段階でちゃんと診療できるのか不安がありました。しかし、当科では経験のある先生方と一緒に日中・当直帯の診療を行っているため、患者様の安全を守りながら安心して経験を積むことができました。また、毎朝の全体カンファレンスとグループカンファレンス等で多く専門医の先生方からご指導を頂き、脳卒中やその他の神経救急疾患の診療に自信を持って取り組むことができるようになったと思います。
神経内科ならではの検査である電気生理検査やカテーテル検査、頚部血管・経食道エコー検査についても、経験のある先生方が手取り足取り教えて下さり、入局当初よりも検査のスキルをあげることができました。

現在の研修システムでは神経内科専門医になる前にまずは内科専門医となる必要がありますが、JOSLERのために症例が足りない診療科については他科のローテーションを組んでくださり、内科専門医になるために十分な経験をつむことができました。
私は他院で初期研修後に母校に戻りましたが、他にも他院で研修した先生や他大学出身の先生も多くいらっしゃり様々なバックグラウンドを持った人が集まっております。また、上の先生方は優しく、人柄のよい先生方たちばかりです。上の先生方が働き方改革に積極的に取り組んでくださっており、休みも十分にとることができていると思います。このように医局の雰囲気がとても良く、働きやすいところが入局してよかったところだと思います。
興味がある方はぜひ見学にいらして下さい。今後少しでも多くの先生方と一緒に働けることを楽しみにしております。

木戸俊輔
令和3年入局

脳卒中はかつて日本人の死因の1位を占めていましたがその救命率の上昇により現在は順位を下げています。しかし、その一方で要介護者の原因疾患として未だに脳卒中は大きな割合を占めており、命に別状こそないものの大きな障害を残したままになってしまう方は少なくありません。そんな高齢者の寝たきり状態を少しでも防いでいきたいという思いで、私は日本医科大学脳神経内科の門を叩きました。当院では急性期脳梗塞に対する経皮的脳血栓回収術を数多く施行しており全国有数の数を誇っています。また脳血管障害にとどまらず、criticalな状態の神経免疫疾患、てんかん、中枢神経感染症などcommonな神経疾患の急性期診療に関して高いレベルで数多くの経験を積むことができます。

また当大学では脳血管造影・経食道心エコー・神経伝導検査・針筋電図・筋生検など実際に手を動かして診療する機会が多く、しかもその場でエキスパートからフィードバックをもらいながら学べるという充実した環境があります。臨床研究に関しても早いうちから取り組むチャンスがあり、上級医に指導していただける機会に恵まれています。
そして何と言っても医局の先生方は明るく前向きで日々の医局にも楽しい雰囲気が流れています。一人前の戦えるNeurologistを目指したいあなたをお待ちしております。

深澤美樹
令和3年入局

初めまして、専攻医3年目の深澤と申します。

私は他大学医学部を卒業し、市中病院で初期研修を行いました。初期研修病院が関連病院で、医局説明会に参加する機会をいただきました。先生方の出身大学に偏りがなく、脳血管障害から神経疾患まで幅広く診療できることを伺いました。また見学会ではカンファレンスや診療の様子を見学させていただき、アットホームな雰囲気に惹かれて入局を決めました。

先輩方や同期のみなさんは暖かく迎え入れてくれました。当科の特徴として脳卒中急性期、特に血管内治療に力を入れていますが、パーキンソン病やギランバレー症候群や脳炎など様々な神経疾患についても担当する機会をいただきました。血管内治療はもちろんのこと、神経伝導検査、針筋電図、脳波などの電気生理検査についても勉強させていただいております。また入局前に感じたアットホームな雰囲気もあり、相談しやすい環境でした。神経診察は机上の学習だけでなく実際の診察方法や所見が重要になりますが、相談しやすい環境であるからこそ、先生方と一緒に診察して学べることがたくさんあります。日々の診療だけでなく、学会発表においてもたくさんご指導をしていただき充実した毎日を過ごしています。

少しでも脳神経内科に興味がありましたら、医局説明会や見学会に参加してみることをお勧めします。お待ちしております。

髙橋康大
令和1年入局

私は社会人経験後に他大医学部を卒業し、初期研修は市中病院で行いました。初期研修中は神経疾患に関わる機会は少なく、診る機会があるとすればパーキンソン病と診断されている方の肺炎を治療する場合などで、少なくとも診断をしたりすることはありませんでした。一方で、地方の救急病院であったため、脳卒中患者は数多く救急搬送されてきました。今後、高齢化社会の中でますます増加していくであろう疾患に対して、自分なりに治療方法や疾患概念について理解したいと思い、見学に来たことが入局のきっかけでした。

入局後は脳卒中の他にも今まで経験したことのない疾患を担当させていただき、大変勉強になっています。診察やマネジメントについては戸惑う場面が多々ありますが、上級医の先生方は出身大学、経歴などの分け隔てなく接してくださるので、ありがたく感じながら診療にあたっています。

高橋瑞穂
令和2年入局

はじめまして、後期研修医2年目になった高橋瑞穂と申します。ちょうど入局して1年が経過したところでこの原稿を書いていますが、先輩方や同期のお陰様で実りのある毎日を送っています。自分の目から見た当科の特色ですが、まず日本医科大学以外の大学出身者も半分ほどと多く、西は熊本大、北は旭川大や弘前大などルーツに多様性があります。

仕事中はチーム制ということもあり活発に議論を交わし学ぶところも多く、仕事外のプライベートでも派閥なく仲がいい印象です。それもまた普段の仕事を円滑に進めたり、専攻医として学習をする好循環を回していると思います。例えば、ふと疑問に思って調べても中々自分だけではわからないことを先輩に聞くと温かく教えてくださったり、教授などだいぶ上の先生でも一緒にベッドサイドに行って神経診察を実践して教えてくださったり等々

当科は脳血管分野専門とNeurology専門の両方の先生がおり、専攻医としてはどちらも満遍なく学べる環境があります。脳神経内科分野を学ぶ上で、国内や海外留学に行く環境などもあり、人を育てる意識が強い医局だと思います。

沼尾紳一郎
平成30年入職

私は研修医で脳神経内科をローテーションした際に、脳血管内治療に興味を持ったため神経内科に入局しました。日本医大の神経内科は、急性虚血性脳卒中に対する脳血管内治療においては全国でも有数な件数を行なっている施設であり、入局後もとても恵まれた環境で学ばさせて頂いているなと実感しています。

私自身は他大学出身のため最初は上手くやっていけるか不安もありましたが、上級医の先生も同期もwelcomeな雰囲気で迎えて下さり、日々楽しく過ごすことができています。当科に限らず日本医大全体で言えることだと思いますが、他大学出身者にも優しい病院なので、まずは一度見学に来てみて下さい。お待ちしております。

中上徹
平成30年入職

入局して1年経ちますが、入局当初は、神経疾患に関して知識が不足しており、ベッドサイドで診察した際に、何をどう診たらいいのかわからなかったことを覚えています。神経診察もまともにできませんでした。ただ、毎日グループで回診し、その場で上級医の先生に相談することができたため、現在は1年前と比べて自信がついたように思います。

手技に関しては、脳血管造影検査や経食道心臓超音波検査、神経伝導検査、針筋電図などの検査を指導の下自ら施行できる環境が整っており、非常に勉強になっています。また、日常勤務に加えて、学会発表などもあり、現在は忙しく、充実した日々を過ごしています。

本 隆央
平成30年入職

はじめまして、2018年に日本医科大学脳神経内科に入局させて頂きました本 隆央と申します。私は兵庫県神戸市出身で2016年に山梨大学卒業後に母校で2年間初期研修を修了しました。

学生時代から中枢神経系の持つ複雑怪奇な構造や神経診察より病巣を解明していくいわゆる"職人芸"的な魅力に惹かれて神経内科を志すようになったわけですが、今まで何の縁もゆかりもなかった当医局に入局することになった理由はまさに偶然でした。研修医2年目の初夏に同期に半ば無理矢理誘われて行った研修医向けのレジナビで歩いていると、当科病棟長のN先生に声をかけられ、説明を聞いた後に見学に行き、その後気がついたら入局していました(笑)

入局の理由としては将来は神経内科医としては変性疾患を主体に診療していきたいと考えながらもこれからの社会のニーズに対応するためには少なくとも若い頃に脳卒中をはじめとする急性期疾患の経験を積むことが必要であると考えたことと、そしてこれが最も大きいとは思いますが医局の雰囲気がとてもアットホームで皆が仲良さそうに見えたからです。

事実入局してからも上級医の先生方含め、医局秘書さんに至るまでとても親切で優しく指導してくださり、ストレスなく毎日を送ることができています。 勤務初日の前の夜は本当に不安で眠れませんでしたが、そのような心配は勤務1週間後くらいには忘れていました(笑) 当医局で学べることについてですが、脳血管障害の診療・研究についてはもはや私が語る必要はないと思いますので割愛させて頂き、その他の神経疾患(変性疾患や免疫性疾患など)に関して話をさせて頂きたいと思います。

脳血管障害と比較してその他の神経疾患に関しては、外部の方から見れば当科は一見すると症例数も専門家の数も研究についてもいまひとつな印象を受けるかと思いますし、実際に私も最初はそう思っていました。ですが、実際に診療してみて痛感したことがあります。

それはレジデントとして疾患の経験や勉強をする際に、脳卒中や脳炎、重症ギランバレーなどの緊急対応が必要な急性期疾患は何よりも「症例数」すなわち数多くの症例を経験することが大切であるのに対して、その他慢性~亜急性の経過の神経疾患の診療ではもちろん数も大切ですがやはり個々の症例に対する「深さ」、すなわち丁寧な問診、診察、鑑別などの古典的な手法を用いた深い洞察力を養うことでえるということです。もちろんどちらも「症例数」「深さ」ともに大切ですがやはり重要度の配分では上記のようになると思います。

そしてそのように徹底的に深く考えるために必要なものは主訴を持つ患者さんとそしてそれを診察する医師の情熱と知識であり、それ以上は必要ありません。逆にいえばそのような能力は誰かに教えてもらうというよりは自分自身で身に付けていくしかないと思います。

当科は神経疾患においてある領域の世界的権威などは存在しませんが、その分診断が難しい症例と出くわしたときに自分の力でできる限り調べながら上級医の先生方とともにディスカッションや時には一緒に学びながら問題を解決していこうという空気感があります。

決して上からの「神の一声」のようなもので方針が決まったり、自分の考えが否定されるようなことはありません。今では、このような環境はNeurologistとして自立した診療能力を磨くのには最適であると確信しています。研究面に関しては正直現在はまとまったものは出来ていませんが、今神経疾患グループで臨床研究のプロジェクトは進めている最中です。

当科の神経疾患グループは完成しているプロフェッショナル集団というよりはオーベン、ネーベン、レジデントに問わず互いに学び合いながら成長していけるようなそんな集団であり、その中で一緒にチームを盛り上げてくれる人を待っています!!

研修風景

子育て中の若手女性医師
旧制度入職者

私が入局した理由でありよかったと思っている点は、緊急疾患と慢性疾患のどちらも勉強できる点です。これからの脳神経内科医には必要なスキルと考えています。そして何より、ご指導くださる上級医のあたたかさが、本当に自慢できる点だと考えています。

出産を経ての復帰に関し特に医療界は取り組みが遅れており、考え方も古いところが多いのが現状です。私の場合は先生方のご配慮により楽しく仕事に復帰できています。もちろん、初めての子育ての中悩みは絶えませんが、2人目の産後休暇中の現在、職場復帰を心から楽しみにしております。これは一重に環境に恵まれたおかげです。多忙の中何度も時間を作り、相談する機会を与えてくださいます。また現場でご指導くださる先生方のあたたかさには涙が出るほどです。これからの世代を育てる親としても、自分の夢はしっかり追い続けたい。結婚も子供も諦めず自分の夢も諦めず、大変だとしても強く生きていきたい!そんな女性医師の皆さんも、ぜひ当科へ!!