新着情報

2025.10.22 学会・研究会

論文掲載のご報告

当科の片野雄大先生の論文がNeurosurgery誌に掲載されました。

片野先生、おめでとうございます。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40965136/

●研究の内容
後方循環系脳主幹動脈閉塞に対して機械的脳血栓回収術を施行した患者の転帰をNIHSSを用いて予測するという研究です。
前方循環での、治療前の予測は多くあるものの、後方循環の、治療後の予測は少ないため、留学先のデータを用いて検討しました。治療後24時間のNIHSSスコアが10以下であれば3か月後に自立(mRS 0–3)可能であり、15以上であれば90日以内の死亡を高精度に予測できることが明らかになりました。治療後の転帰予測は急性期治療後の予後説明やリハビリテーション方針決定に有用であると考えられます。

●片野先生から一言
留学先で、データベースも乏しい状態から自分でテーマを探して形にすることが大変でしたが、最終的に形になってよかったです。