当科の木村龍太郎先生の論文がJournal of Stroke and Cerebrovascular Diseases誌に掲載されました。
木村先生、おめでとうございます！

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40819664/

●研究の内容
脳卒中と認知症の既往がある患者（PED）の有病率は年齢とともに増加している。本研究の目的は、PEDと急性期脳梗塞（AIS）および心房細動（AF）の機能的転帰の関係を検討した。PASTAstudyを用いて493例を対象とした。多変量解析では、年齢、脳卒中前のmRS、入院時NIHSSは転帰不良と関連したが、PEDは関連しなかった（オッズ比、1.80；95% 信頼区間、0.79–4.13；p = 0.1630）。

●木村先生より一言
認知症の既往がある急性期脳梗塞患者でも、rt-PAや経皮的血栓回収療法を含めた通常の急性期治療を行うことで転帰不良になる患者を減らせる可能性がある。