当院概要・アクセス

脳神経内科沿革

教室の歩みと現状

日本医学専門学校飯田町医院

当科は大正13年、現在の飯田橋に当たる地に開設された日本医学専門学校飯田町医院に端を発し、長らく飯田橋の地にありました。

平成9年の病院の統廃合に伴い、千駄木の付属病院に移り、第二内科学教室として神経内科、腎臓内科および膠原病リウマチ科(リウマチ科)を担当しておりました。平成18年4月からは名称を内科学講座(神経・腎臓・膠原病リウマチ部門)と変えております。

脳神経内科では、脳梗塞を始めとする脳血管障害の早期診断・治療および脳梗塞急性期における脳保護を科の主要テーマに据え、その他パーキンソン病ならびにその近縁疾患およびアルツハイマー型認知症に代表される認知症性疾患などの変性疾患、末梢性神経障害、中枢神経系の感染症などの診断・治療を行っております。

研究面では、脳神経細胞の虚血性細胞傷害のメカニズムおよびその保護(脳保護療法)について多面的に検討を行っております。また最近では、骨髄幹細胞移植により脳梗塞によって失われた神経細胞を再生することができるかどうかについても研究を始めております。

また、脳組織の病変や脳血流・代謝状態を描出する画像診断機器であるMRI・A、SPECT、PETは1980年代以後に飛躍的に進歩を遂げていますが、我々はこれらの診断機器を駆使して脳梗塞におけるt-PAの適用の決定や、アルツハイマー型認知症の早期診断に役立てています。

千葉北総病院内科、武蔵小杉病院内科に神経内科医を派遣して、他の付属病院においても診療に貢献しております。