研究・業績

2026.07.27 Report

社会人大学院生 西佑治 インタビュー

1.神経内科を目指した理由

学生時代に脳卒中診療に興味を持ち、その中でも血管内治療の「治療によって患者さんの症状が劇的に改善する瞬間」に強く魅力を感じました。迅速な判断と高度な手技が求められる一方で、患者さんの人生を大きく変える可能性がある点にやりがいを感じ、神経内科を志望しました。

2.10年後の自分像

10年後には、どこかの地域の基幹病院で脳卒中診療と血管内治療を担う医師として働いていたいと考えています。

脳卒中は時間との勝負であり、地域によって受けられる医療に差が生じやすい疾患です。そのため、専門的な治療を提供するだけでなく、地域の医療機関と連携しながら、一人でも多くの患者さんに適切な治療を届けられる体制づくりにも貢献したいと思っています。

また、臨床だけでなく研究も継続し、新しい知見を日常診療へ還元できる医師でありたいと考えています。

3.どうして大学院に入学しようと思ったのですか?

日々の診療では、「同じように血栓回収術を行っても転帰が良い患者さんとそうでない患者さんがいる」「画像所見をどのように評価すれば予後をより正確に予測できるのか」といった疑問を感じることが多くありました。

こうした疑問は経験だけでは解決できず、データを用いて検証し、新しいエビデンスを積み重ねることが重要だと考えるようになりました。そこで、脳梗塞、特に機械的血栓回収術についてより深く学び、臨床研究を通じて診療の質向上に貢献したいと思い、社会人大学院へ進学しました。

臨床と研究を両立することは決して容易ではありませんが、研究で得られた知見が再び患者さんの治療へ還元されることに大きなやりがいを感じています。

4.国内留学・国内研修を希望する理由は何ですか?

私は群馬県伊勢崎市にある美原記念病院で国内留学を経験し、脳血管内治療について集中的に学びました。

美原記念病院は脳卒中診療や血管内治療の症例数が豊富で、多くの経験を積める環境であることから留学先として選びました。大学病院とは異なる診療体制の中で、多様な症例を経験し、治療方針の考え方や手技だけでなく、チーム医療や救急対応についても多くのことを学ぶことができました。

この経験を通じて、自施設だけでは得られない視点や考え方に触れることができ、自身の診療の幅が大きく広がったと感じています。国内留学で得た学びを日々の診療や後進の指導にも生かし、より質の高い脳卒中医療を提供できる医師を目指したいと考えています。

大学病院では高度な診療を経験できますが、一方で施設によって診療体制や治療方針、得意分野は大きく異なります。そのため、国内留学では大学病院とは異なる環境で診療を経験し、自分の視野を広げたいと考えました。

異なる施設で多様な症例や治療戦略に触れることで、自施設では得られない学びが数多くありました。また、第一線で活躍されている先生方と議論する機会にも恵まれ、自分自身の診療を客観的に見直すきっかけにもなりました。

こうした経験を今後の診療や教育、研究へ生かしていきたいと考えています。

5.休みの日はをしていますか?

休日は子どもと公園へ出かけたり、一緒に遊んだりするなど、家族との時間を大切にしています。仕事や研究とは異なる時間を過ごすことで気持ちをリフレッシュでき、日々の診療にも前向きな気持ちで取り組むことができています。