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研究

Research

脳卒中 / 超音波 / 神経疾患

脳卒中グループ

脳卒中に関する臨床研究

当科では,豊富な症例数を生かし,様々な角度から臨床研究を行い,国内学会はもとより,米国で開催される国際脳卒中学会(ISC)での発表,最終的に論文にすることで,未来の脳卒中診療を一緒に作りたいと思っています.

1. 血管内治療が必要な患者を見分けるための病院前脳卒中評価スケールの検討を始めとする脳卒中診療体制に関する研究
2. 超急性期脳梗塞に対する血管内治療単独療法の有効性に関する多施設共同ランダム化比較研究:SKIP studyを始めとする血管内治療に関する研究 (*複数個所に掲載)
3. 経口抗凝固薬内服中に発症した脳卒中患者の登録研究:PASTA studyを始めとする抗凝固療法に関する研究?
4. 急性期脳梗塞患者に対する体性幹細胞の静注療法を行う臨床試験(TREASURE試験)に参加
5. 「急性期脳卒中患者における急性腎障害発症とバイオマ-カ-との関連」を始めとするバイオマーカーに関する研究
6. 脳卒中後認知機能障害の検討を始めとする脳卒中慢性期の研究
7. 三重大学を中心とする「遺伝性脳小血管病CADASILのデータベース構築と運用」研究班に所属しております

今後,循環器内科と協同して,脳梗塞の既往を有する非弁膜症性心房細動患者さんに対し、カテーテルアブレーションを行うことが、脳梗塞の再発予防に有効であるかどうかを検証するSTABLED研究も予定しております.

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血管内治療に関する臨床研究

当科では血管内治療に関する研究も多く行っている:

1.超急性期脳梗塞に対する血管内治療単独療法の有効性に関する多施設共同ランダム化比較研究:SKIP study (多施設共同研究)*複数個所に掲載
2. 血管内治療が必要な患者を見分けるための病院前脳卒中評価スケールの検討を始めとする脳卒中診療体制に関する研究
3.急性期血行再建後再還流障害に対する治療的介入に関する検討
4.血管撮影室直接搬送による発症-穿刺時間短縮に関する検討
5.発症6時間以降の脳梗塞に対する血管内治療の有用性に関する検討
6.緊急頚動脈ステント留置術後の再狭窄に関する検討

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脳虚血実験グループ

これまでに虚血性脳損傷のメカニズムの解明や虚血後の神経細胞保護に関する治療法の開発を目指してきました。最近では急性期脳梗塞に対する幹細胞移植を用いた脳保護療法の研究を中心に行っています。細胞治療は脳卒中後の運動機能を改善させるとして期待されていますが、その至適移植細胞数には制限があり、用量依存的に有効性が高まるわけではありません。そこで私たちは「細胞治療に遺伝子治療を組み合わせることにより脳保護効果を増強する」方法を試みています。治療遺伝子は炎症抑制性蛋白IL-10や抗炎症作用や血管内皮保護、神経再生促進作用を有する肝細胞増殖因子(HGF)に注目し、アデノ随伴ウィルスベクターを用いることによりこれらを骨髄間葉系幹細胞にトランスフェクションさせます。そして、この細胞を移植することにより強力な脳梗塞治療効果が得られることを確認しています (Nakajima M et al., Mol Ther Methods Clin Dev. 2017)。

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超音波グループ

1. 脳梗塞症例の超音波検査に関する研究

当科では脳梗塞症例の診断・治療において、塞栓源検索や病態の把握のために超音波検査を利用しています。

① 頸動脈エコーを用いた頸動脈病変の評価
頸動脈エコーにより狭窄の程度やプラークの質的診断の評価が可能です。頸動脈不安定プラークの評価や頸動脈ステント留置術後のステント内血栓の評価を行っています。

② 経食道心エコーを用いた原因不明の脳梗塞に関する研究
経食道心エコーにより塞栓源の評価を行っています。左房内血栓、心臓腫瘍、卵円孔開存、大動脈弓部粥腫などの評価が可能です。

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2. 神経筋疾患の超音波検査に関する研究

末梢神経障害や運動ニューロン疾患、筋疾患における超音波検査の有用性が報告されています。電気生理学的検査がゴールドスタンダードな評価法ですが、侵襲がない超音波検査も有用な検査になると考えています。
当科でもこれらの評価方法を取り入れ、今後電気生理学的な検査やMRIなどの画像検査、病理学的所見との関連について研究を考えています。

神経内科疾患グループ

パーキンソン病グループ

パーキンソン病に関しては、多施設共同研究への参加の他、最も効果的な薬剤であるlevodopaの体内動態の解析、MIBG心筋シンチグラフィー、Dopamine transporter SPECTに関連するの臨床的評価、精神症状(うつ、アパシー、アンヘドニア、認知症)を中心とした非運動症状に関する検討、levodopaの長期使用によるneuropathyの研究などを行っている。今後、データベース化し、特に非運動症状に焦点を当てたbiomarkerの検討も予定している。

1. istradefyllineの抗うつ効果に関する検討(多施設共同試験)
2. パーキンソン病患者におけるイストラデフィリンのジスキネジア発現に対する臨床研究 (多施設共同ランダム化比較試験 : ODDYSSEI Study)
3. 胃粘膜萎縮度のレボドパ体内動態への影響
4. パーキンソン病患者における脳ブドウ糖代謝と神経心理学的検討
5. レボドパとneuropathyの関係に関する研究

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神経病理グループ

レーザー共焦点顕微鏡や電子顕微鏡を用いて、アルツハイマー病や各種タウオパチーにおけるグリア細胞の変性 (PMID: 16215455) を中心に検討してきましたが、最近は、進行性核上性麻痺 (PSP) やグアム島パーキンソン認知症 (PDC) などのタウオパチーを中心に、「初期」や「発症前状態」にスポットライトを当てた研究を行っています (PMID: 26823029)。
タウイメージングが急速に進歩し、タウオパチーの臨床診断やタウを標的にした疾患修飾療法が新しい段階を迎えようとしています。しかし、これらの診断にせよ、治療効果判定にせよ、病理の裏付けは必ず必要となります。この領域の研究には神経病理学的知識とその研究手法を持っていることが重要なアドバンテージになるはずです。

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神経免疫グループ
神経・筋疾患研究グループ

神経免疫に関しては、重症筋無力症のデータベースを構築し、臨床的な側面から、特に治療と絡めて種々の評価を行うことをも的としている。

1. 初期治療における、ステロイドパルス療法と血液浄化療法・ガンマグロブリン大量療法の併用療法の検討
2. 重症筋無力症患者の臨床病型と反復刺激試験陽性部位の検討

今後も、神経・筋疾患における超音波検査と電気生理学的検査の検討など、実臨床にすぐに応用できる研究を行っていく予定である。

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日本医科大学脳神経内科・脳卒中集中治療科
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